日本の温室ガス削減中期目標は8%/05年比では15%だが
麻生首相は10日、2020年までの日本の温室効果ガス排出量削減の中期目標を「05年比で15%」にすると発表。これは、97年に採択した京都議定書で日本に課せられた「08~12年期に90年比6%減」の目標を2ポイント上回るだけとなる。この数値は「2020年まで何もしないこととほとんど同じ」といわれても仕方がない。
また、京都議定書にそって排出量を減らしているEU諸国は、05年を基準年とすると見かけの中期削減目標は小さくなり、このやり方には、「数字遊び」と批判が出てくるのは当然と思われる。
92年の気候変動枠組み条約4条で「温室効果ガスの人為的な排出量を1990年の水準に戻す」と合意している。それに従って本年12月には、第1約束期間(8~12年)の次の国際協定を定めるコペンハーゲン会議が開かれる。日本の数値目標が全世界から批判されるのではないか。ここでも米国のカサに隠れてシラを切るつもりかも知れないが、米国はブッシュ政権が批准しなくても、州独自で温暖化対策を取り組んでおり、オバマ政権がゴーサインを指令すると急展開もありうることを考慮すべきと思われる。
基準年 90年比 05年比
EU 20% ?
日本 8% 15%
米国(審議中)4% 17%
それかあらぬか、ドイツのボンで開催されている「国連気候変動枠組み条約特別作業部会」において、環境非政府組織(NGO)は、麻生首相の打ち出した「2005年比15%減」という数値目標を「他国と比べて非常に見劣りする」として、地球温暖化対策に消極的な国に贈る「今日の化石賞」2位を日本に決定した。ちなみに1位は、まだ中期目標を決めていないロシア。



Comments
■温室ガス:15%減に産業界「厳しい目標」―この厳しい目標は日本にとって僥倖になるかもしれない?
こんにちは。温室ガスの削減目標、15%との発表がありました。私は、実は、地球温暖化二酸化炭素説をまったく信じていません。にもかかわらず、この削減目標には条件つきで賛成です。なぜ、賛成かというと、この厳しい目標を達成するためには、産業構造や、社会構造を変える必要性があるからです。これが良い方向に向かえば、日本は躍進します。また、条件とは、地球温暖化二酸化炭素説にもとづき、無意味なこと、害のあることをしないということです。たとえば、巨大な二酸化炭素貯留施設をつくったり、巨大な太陽光発電施設や、風力発電施設をつくることです。さらには、サブプラム・ローンよりも低劣なデリバティブ商品である排出権取引をすることなどです。詳細は、是非私のブログをごらんになってください。
Posted by: yutakarlson | 2009.06.12 at 10:33 AM