2009.01.31
プロバイダの解析によれば、1月中(正確には1~30日)のマイブログアクセス数は1877、同訪問者数は1509と、アクセス数、訪問者数とも前月比アップとなった。
このうち1月にアップしたエントリは「麻生内閣支持率さらに低下し危機的水準」だけ。「携帯電話販売員のオペラ」は12月にトップ10入りをして、1月には首位に立ったが、内容は8年5月のものであり、再来日があったのか理由がよく分からない。「イスラエルの白燐弾攻撃」については、ガザ地区に白燐弾攻撃が行われた今月中旬の数日間、飛躍的にアクセスが集中したものの、当該エントリは6年10月のもので、アクセスした方には過去記事で申し訳なかったかも知れない。5年11月には、「イラクの白燐爆弾」としてファルージャ攻撃のエントリもある。
結局、内訳は6年(白燐弾、設え)、7年(耳垢、ガンジー)、8年(携帯、踏襲、小田)と、経年資産がアクセスを稼いでくれたようだ。
1 携帯電話販売員のオペラ
2 トップページ
3 イスラエルの白燐弾攻撃
4 踏襲を「ふしゅう」と読むか
5 麻生内閣支持率さらに低下し危機的水準
6 経済・政治・国際
7 耳垢ゴロゴロ
8 小田和正「クリスマスの約束2008」を視聴する
9 「設え」と国語辞典
9 ガンジーによる7つの大罪

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2009.01.30
神奈川県警は30日、大麻取締法(所持)違反の現行犯で大相撲尾車部屋の十両力士(元幕内)若麒麟真一(本名・鈴川真一・25)容疑者を逮捕した。若麒麟容疑者は容疑を認めた。神奈川県警は同日、大相撲尾車部屋も家宅捜索した。
昨年、角界では薬物汚染でロシア人力士の逮捕や解雇があって、再出発を図っているさなかに不祥事が再発したことになり、日本人にまで薬物汚染が広まっていた影響は深刻で、角界はかつてない危機に直面していると言える。
若麒麟の解雇は当然で、親方はじめ理事長までの協会首脳部の責任問題は、今後大きく問われると思われる。若麒麟の場合、元露鵬や元白露山が引っかかった検査時には「グレー」だったが、最終検査で「シロ」とされていた。このため、検査自体に不備があったのではないかとの疑問符も付く。
若麒麟は入門した部屋の消滅に伴い、尾車(元大関琴風)部屋へ移籍。元露鵬も元白露山も、定年退職や死去により師匠が変わっている。「途中から引き取った『もらい弟子』の場合は難しい。指導力にも限界がある」とする声もある。
若麒麟の親方、尾車(元大関琴風)は「事件が事実であればぶん殴ってやりたい」と述べている。現役時代には「激しければ激しいほど良いがぶり寄り」で好感を持っている親方であったが、これではいけない。理解させられなかった責任がある。あたら好青年を前科者にしてしまったことを自覚すべきではないか。

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2009.01.29
28日、政府は海賊対策を理由にしてアフリカ・ソマリア沖へ、海上自衛隊の派兵を正式に決定した。
もともと防衛省は、特措法などの新法を制定して、海自の派兵を想定していたが、政府は、新法制定前でも、現行自衛隊法82条の海上警備行動による海上自衛隊艦艇派遣を進めた。EUが出動し、中国や韓国も派遣するので、慌てて派兵決定としたが、米新政権の威光を慮ったような気もする。
海自による海警行動は、これまで2回実施されたが、いずれも日本近海での領海侵犯や不審船対応などであった。武器使用は警察官職務執行法を準用するため、正当防衛や緊急避難の場合以外使用が認められておらず、ソマリアへ出撃して、仮にも、重装備の海賊と応戦したら、本格的な武力行使になる可能性も大となる。今回の決定は、現行法を拡大解釈し、地理的に無限定の派兵を推進することになり、危険な動向と言える。
国会答弁などによると。海賊対策は海上保安庁の責務である。特別の場合には、海自の海上警備行動(自衛隊法82条)もできる。ソマリア沖は海保の巡視艇での対処は、距離や海賊の装備の規模などから困難としている。
海保の海賊対策では、過去にマラッカ海峡での経験があり、仏のプルトニウム護送でも海保が担当しており、海保のソマリア出動は強ち無理とは言えない。

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2009.01.27
「サブプライムローン危機が教えるもの」との副題を持つ本書のライターは、日米金融比較研究会(監修:相沢幸悦埼玉大教授)となっており、日本のあり方を考える学徒を中心に構成され、議論を重ねた結果としての著作であることが述べられている。
よく分からなかったものには、低所得者向け住宅ローンで、リスクの高いサブプライムローンを証券化した金融商品を組み込んでいる債務担保証券(CDO)の格付けは高いはずがないと考えるのは、高度の金融工学を知らない素人議論であるとする考え方。これは、リスクがリスクでなくなると言うマジックではないだろうか、理解を超えた「神秘」の世界としか言いようがない。全く理解できない。
米国でアポロ計画が終結したのに伴い、NASAから大量の自然科学者が放出され、金融界に流入した。この人材が、リスク管理や金融収益拡大の技術を発展させたとしている。この人たちが、高リスク商品を優良金融商品に偽装したのではないだろうか。
ヘッジファンドについては、その形態・動態がかなり理解できた。
結局、金融の肥大化が投機社会やカジノ資本主義を生み出しているのだから、日米型システム(新自由主義)から抜け出し、ルールある経済システムを構築する方向を目指すべきだとして、EUのうちのドイツに学ぶべき点が多いことを指摘している。
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2009.01.25
毎日新聞社が24~25日、世論調査を実施した。国会の開会直後に行っていた他の主要新聞社による世論調査と合わせ、1月の内閣支持率が揃った。読売を除いて3社が20%割れとなっており、4社平均で19.4%となる。
歴代内閣の最低支持率となると、20%割れは多数(10名ぐらいか?)いて、まだ安心と言うこともできるが、上昇機運は見当たらないので、末路はどうなることやら。
本日も、大相撲初場所千秋楽で、表彰状の読み飛ばしがあった。「内閣総理大臣杯」の「杯」を読み飛ばし、「内閣総理大臣 朝青龍明徳殿」と述べる結果となった。多分「杯」が読めなかったのではないだろうか。
さる23日の首相に対するいわゆる「ぶら下がり」取材のやりとりの中で、「2008年ていうと、平成何年です?」と真面目に記者に訊いたらしいのだ。平成元年は西暦では何年かと言うようなややこしい問題ではない。去年のこと、もっと言えば、4週間前のことが思いだせないのでは、滑稽を通り越して悲しくなる。
1月 12月
共同 19.2%←25.5%
朝日 19.0%←22.0%
読売 20.4%←20.9%
毎日 19.0%←21.0%

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2009.01.24
本日午前中に3たびオートコールがかかってきた。
08年9月と12月、そして本日だから今度は1カ月間隔(全て下旬)である。「内閣支持率」などを調査していますとの機械音による問い合わせだった。通話先は非通知で、「ああまたか」と思い、遅い朝食中だったこともあって、ガチャ切りとした。
国会が開会されて3週間、世論調査では、各社とも麻生内閣支持率は20%を切る状況では、選挙に打って出るのは難しく、せいぜい低下傾向に歯止めがかかったことを確認したいのかも知れないが、現実的には誤読は頻発し、定額給付ではブレまくっているので、気やすめにもならないのではないだろうか。
朝日の記事では、このマーケットリサーチは「首相も縛る」らしいのだが、こうちょくちょくリサーチされてはネタがバレるのではないかと思っている。

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2009.01.16
千葉県は15日、中国産の活(いき)ウナギから基準値の3倍に当たる農薬有機塩素系殺虫剤ジコホールを検出したとして、輸入業者「丸勝」(成田市)に対し、輸入販売したウナギ1500キロ(約6000匹)の回収命令を出した。
問題のウナギは今月3日、中国(福建省)から輸入されたもので、成田空港検疫所の検査で、基準値(0.01ppm)を超える0.03ppmが検出された。千葉県印旛保健所は丸勝を立ち入り検査し、販売経路などを調べているが、既に東京都や埼玉、千葉県内の食品加工会社などに販売されている。千葉県は「検出された農薬は微量で健康への影響はない」とみており、これまでに健康被害の報告はないという。
ジコホールは、果樹や野菜に付くハダニ類の駆除に使われており、大量に摂取すると吐き気や知覚異常、肝障害などを引き起こすとされ、国内では生産されていないが、
使用は認められているとのこと。
輸入食品の危険性がまたしても明らかになった。ウナギに抗生物質の投与が問題になったことは承知していたが、ウナギが死なない程度の農薬には驚いた。これが産地表示で偽装されれば、日本国民の肝障害が拡大する。検査体制を強めるなど、食品の輸入は一層厳重にすべき。
輸出(中国福建省の業者)側には、納得のできる釈明を求めたうえでなければ、再開するのは止した方がいいかも。杜撰な養鰻業者がいるのではないだろうか。日本では、ジコホールの生産は認められないが、使用は認められているのもヘンな基準ではないだろうか。

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2009.01.15
麻生首相は13日の官邸での記者団質問に、景気対策に取り組む政府の姿勢に関連して「しゅうび」の急と発言した。「焦眉(しょうび)の急」と言うべきところを間違えたと思われる。首相周辺も「首相が明らかに間違えた」と指摘しているとのこと。レンズの焦点、焦土作戦などを知らないのだろうか(しゅうてん・しゅうどと読む?)。
通常国会が始まって「ていまい」「しゅうび」と週1回のペースの誤読である。政治家は言葉で政策なり方針を国民に伝える必要があるが、これでは正しく伝わらない。「しゅうび」には、「愁眉を開く」があるけれども、ここでは不適切と思われる。
また、13日の衆院財務金融委員会で、定額給付金を高額所得者が受け取ることについての「さもしい」発言には、「さもしいと思っていたら、そうは言わない」と発言し、事実上撤回したとのこと。これも「言わない」とするだけで、首相自身は「サモ」しいと思っている。なぜなら、さもしくなければ、自ら積極的に受領を言明すべきではないか。
そんな状況を踏まえて、1月に入ってから実施された各社の内閣支持率世論調査は、ほとんどが20%割れとなった。
共同 19.2%
朝日 19%
読売 20.4%
ANN 19.3%
JNN 18.3%
FNN 18.2%

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2009.01.14
非正規雇用者数は、2008年現在1719万人と、非農林業雇用者数に占める割合は33.9%に達している。非正規雇用者はパート、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などからなるが、最も多いのはパート。
伝統的なフルタイム雇用から、非正規雇用の拡大は世界的な傾向とのこと。
年末から話題になった日比谷公園の「年越し派遣村」であるが、派遣労働については、このサイト「派遣110番によく寄せられる質問と回答」が詳しい。その中で、「派遣対象業務の限定から自由化へ(1999年12月以降)」のグラフが適切で、実態がよく分かるので引用する。
http://www.asahi-net.or.jp/~rb1s-wkt/qa2005.htm から

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《外側の円は改定後 内側の円は改定前》
A 改定前・改定後 派遣対象26業務(政令)
B 改定後 派遣対象業務(原則自由化) * 派遣期間1年まで
W 改定前 派遣禁止業務(原則禁止)
X 改定前・改定後 法律による禁止業務 * 港湾運送、建設、警備
Y 改定後 附則による禁止業務 * 製造業務 当分の間
Z 改定後 政令による禁止業務 * 医療関連業務
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2009.01.13
ニュースによれば、派遣切りとか2009年問題とかが叫ばれている中、共産、社民、国民新の3党は、派遣労働が原則自由化された99年の改正より前の時点まで派遣法を戻すという基本的立場を確認し、限られた業種以外は登録型派遣を原則として禁止する案で一致した。
労働者派遣事業には、常用労働者だけを派遣する特定労働者派遣事業と、一般労働者派遣事業労働者(この中に登録型が含まれる)がある。常用型派遣社員の場合は、派遣契約が途中で解除されても、派遣元との労働契約は解除されるわけではなく、つぎの派遣先で働くまでの間の賃金を派遣元に請求することができるが、登録型の場合、その雇用契約期間が終わったら、つぎの派遣先が必ず見つかるわけではなく、労働のこま切れとなり、 雇用が断続し保障がないという問題がある。
雇用の基本は、あくまでも直接・常時雇用である。基本的には、使用者が雇用責任を取ることができる直接雇用で、働きたいだけ働ける期間の定めのない雇用でなければならない。間接雇用は、江戸時代以降、口入れ屋・手配師などがはびこり戦前まで続いたが、劣悪な労働環境が深刻な問題となっていた。戦後、職業安定法などで改善されたものである。
登録型派遣については、03年には日弁連(日本弁護士連合会)が反対の意向を発表しているものの、04年には製造業まで拡大された。最近、製造業にまで拡大したのは誤りと民主党も発言したり、厚労相も個人的見解で表明しているが、医療関連業務や短期業務などが残っている点は看過してはならない。
独仏などにも派遣労働があるが、日本のように派遣先・派遣元企業に対する規制が杜撰ではないとのこと。

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2009.01.11
10日~11日にかけて行われた共同通信社の全国電話世論調査で、麻生内閣の支持率は19.2%となった。12月上旬の主要新聞社の調査では20%台の低位だったが、12月中旬の時事通信社の内閣支持率では16.7%と、20%の大台割れを記録していた。
一方、不支持率は70.2%と、森内閣以来8年ぶりの70%越えをマーク。解散総選挙は予算が成立してからとか、サクラの咲くころ(2月から5月と幅広)、サミットを花道に、果ては任期満了までと総選挙を逃げまくっているから、森内閣と同様内閣支持率はヒトケタまで転落が予測しうる。
共同通信社の世論調査では、話題の2兆円定額給付金についての設問では、「評価しない」が70.5%となっている。
国会論戦で「12月にはサモしいと言っていたが」と訊かれ「なにも変わっていない、高額所得者もどんどん消費を」と答え、「首相自身は?」の質問に「いまは言明できない」とした。言説ブレまくり、限りなくご都合主義である。心中を察するに、サモしいと思っており、受け取らないと高言できないだけではないか(サモしいことを国民に勧めることになり、自らの政策を信用していないことになる)。
減税ではなく、全国民に給付するのは「バラマキ」でしかない(これは政治とは言えない)。受刑者収容施設が近辺にある住民は、受刑者も給付されるのかとの話題もあるとか。
エントリをアップする直前に読売の世論調査(9~11日)が発表された。麻生内閣の支持率は20.4%、不支持率は72.3%である。

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2009.01.08
8日、日本の映画界で最も権威ある賞として高名な「キネマ旬報ベストテン」08年版が発表された。本年は82回目の発表で、81回目の米アカデミー賞よりも歴史は長い。
08年は、映画館で観た作品は7本だったが、選出された中では「ノーカントリー」「シロタ家の20世紀」の2本だけだった。
【日本映画】
1位 おくりびと
2位 ぐるりのこと。
3位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
4位 トウキョウソナタ
5位 歩いても 歩いても
6位 闇の子供たち
7位 母べえ
8位 クライマーズ・ハイ
9位 接吻
10位 アフタースクール
【外国映画】
1位 ノーカントリー
2位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
3位 ダークナイト
4位 イントゥ・ザ・ワイルド
4位 ラスト、コーション
6位 イースタン・プロミス
7位 その土曜日、7時58分
8位 エグザイル/絆
9位 つぐない
10位 チェチェンへ アレクサンドラの旅
【文化映画】
1位 嗚呼 満蒙開拓団
2位 緑の海平線 ~台湾少年工の物語~
3位 里山っ子たち
4位 いのちの作法
5位 シロタ家の20世紀
5位 柊の向こう側 ~ハンセン病患者・回復者の歩み~
7位 木工芸 -中川清司のわざ-
8位 チョコラ!
9位 つみきのいえ
10位 腫瘍血管新生

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2009.01.07
麻生首相は、6日の衆院本会議で、日本経済の現状に関する答弁で「低迷」を「ていまい」と読み間違えた。すぐ「ていめい」と言い直したものの、すかさず「またか」とのヤジと、失笑が出たとのこと。「ていまい」との誤読は昨年12月の参院財政金融委員会でも発言しているが、学習効果が認められるので、これ以上は不問とする。
「アイティー」を「イット」と読んだ元首相は、内閣支持率ヒトケタとともに記録(記憶?)に残っているが、麻生首相は、「ふしゅう」「ていまい」を両三度も発言した首相として記憶(記録?)に残る。大リーガー新庄選手は「記録はイチローに記憶はシンジョーに」と述べている(どんな状況だったかは忘れた)。
08年は漢字の誤読で評判を落とした麻生首相は、得意の書道で挽回を図るべく、4日の年頭記者会見で書き初めを披露したが、色紙の落款を「平成廿十一年」と誤って書いていた。「廿」は1字で「二十」を意味するため「十」は不要。
パソコンで「にじゅう」を変換すれば、「廿」が出てくるし、手許にある「大字典」で調べても「字源は十と十の合字、二十のこと」となっている。ついでにIMEパッドで手書きで「十、十」と書けば「廿」が出る。自民党のホームページに掲載された画像でも、当初は平成廿十一年となっていたが、「十」が消去された。
過去に有識者から「十」を付けると教えられたとのことだが、疑問が湧かなかったのかが問題。だいたい、大店の大福帳に記す商家風のような表記が不適切、年頭に国民に伝えるのなら「弐拾壱年」と書いてほしかった。

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2009.01.06
通常国会が開会され論戦が始まった。6日、野党代表格の民主党は「雇用対策と定額給付金」で政府批判を展開した。
その6日、定額給付金で与党自民党の細田幹事長が「国会議員は定額給付金を受け取るべきだ」と発言した。もともと首相は「1億円も収入がある人は貰わないのが矜持」と発言して、給付金の受け取りを辞退する意向を示していたのに、あっさりと持論の撤回を示唆した(記者会見で態度未定を表明)。
首相の矜持は「屁の突っ張りにもならない」と言える。本日の論戦でも、3年後の消費税増税について「中期の財政責任を示すのが政府与党の矜持だ」と反論していた。弊履のごとく捨て去る矜持ではないか。
定額給付金については、当初、全国民に一律給付が建前だったが、高額所得者に給付するのはいかがなものかとの疑問が出され、矜持が持ち出された。その基準はいかにとなって、スッたモンだの挙句、総務省は所得制限を設ける場合の目安として「1800万円以上」を示しただけで、全て「地方自治体の判断」に丸投げとした。
国会議員は所得制限を超えているから、全員で率先して基準破りすることになる。迷走すること夥しい。再度、制限規則遵守が表明されるかも。理念なき政策の実態とでも言うべきか。

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2009.01.05
日比谷公園の派遣村も、5日をもって閉村となって、1週間の限定ではあるが、次の4つの公共施設で受け入れ先が見つかった。この間、生活保護が受け付けられたりしたようだが、大きく展望が開けることはなかった。セーフティネットのない社会の欠陥と、政府の無策が明らかになったことは確かだった。年末はこれぐらいで治まったが、年度末までには非正規労働の85千人が、失職か失職見込みと言われている。どうするのだろうか。
街角のポスターに「私たちモノじゃない」(共産党)を見かける。派遣労働者の処遇をめぐっての適切な表現と理解する。ウィキペディアの「労働者派遣事業」を検索すると「派遣労働力の担当は人事・労務ではなく資材調達」とあり、部品と同様の扱いであることが分かる。どこかの裁判で「人事課ではなく購買部」という事実も判明した。一方、正規社員は直接雇用の労働者として「人事・労務」で処遇していると思われる。たぶん、両者では費用の区分が異なる。
結局、労働力商品の捉え方に2通り拵えて、劣悪な方を拡大させた。いつの間にか全労働者の3分の1の17百万人が非正規雇用で、年収2百万円以下の働く貧困層が1千万人になっている。きわめて脆弱な社会である。もう自己責任とは言わせない。

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2009.01.04
マスコミ報道などにによると、昨年12月31日に開村した、東京の日比谷公園内に開設されている「年越し派遣村」には、派遣切りに遭った労働者らが、次々と詰めかけ1月2日までには、主催者側の当初の予想を大きく上回り300人を超えた。テントが足りなくなって、そのまま野外で野宿せざるを得ない人も現れていた。厚生労働省は2日、同省庁舎内の講堂を5日の午前9時まで開放して使わせることとした。厚生労働省が民間に開放するのは史上初と言われている。しかし、ここも使える期限は5日朝までしかない。
「越冬炊き出し」「越年炊き出し」など、似たような活動が、大阪、名古屋、岡山、広島などでも行われており、どこでも主催するのはボランティアなど民間である。ここにも政治的無策がある。日比谷公園の場合は、厚生労働省への抗議の意味を込めて開設したとも言われているが、ここは公共団体によるセーフティネットが立ち上がるべきところではないか。地震や風水害などによる仮設住宅が建てられるように、災害対策として実行されるべき。
自然災害は予測しにくいが、今回の場合は、11月末ごろからある程度予測できた。明日5日から通常国会が開かれる。野党5党(民主、共産、社民、国民新、新党大地)は、冒頭に「雇用・住居確保」で決議案を提出する。

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2009.01.03
個人的には、恒例の正月行事である高校サッカー選手権3回戦2試合を観戦した。入場料は1500円と高くなっていた。入場者は6000人超。
◆國學院久我山 7-1 那覇西(前半4-0、後半3-1)
◆広島皆実 1-0 作陽 (前半1-0、後半0-0)
國學院久我山は、ハットトリックが2人もいて、2試合とも7得点と圧倒的な得点能力を見せてくれたが、クジ運に恵まれたという見方もあるかも知れない。4回戦あたりで真価が問われると思われる。 文武両道が喧伝され、勝利者インタビューで「センター試験ですね、東大受験の準備はどうですか」と聞かれていた。
クラブユース出身の選手が多いらしく洗練されたプレーが目立つ。高校サッカーというよりクラブチームの感じ。
広島皆実VS作陽は、隣県同士でレベルの高い、競り合ったゲームだった。総合的な実力で試合結果は順当なものと思った。
2試合ともPK戦にならなくてよかった。あれは当事者も辛いだろうが、観客としてもハラハラして、敗者に残酷な決着のつけ方と思っている。

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2009.01.02
謹賀新禧
暁闇に褌(たふさぎ)代えて初日待つ 金子 兜太
夢殿の夢の扉(とぼそ)を初日敲(う)つ 中村草田男
年立つやもとの愚がまた愚にかへる 小林 一茶
酒もすき餅もすきなり今朝の春 高浜 虚子
読初や読まねばならぬものばかり 久保田万太郎
生くることやうやく楽し老の春 富安 風生
大いなる闇うごきだす去年今年 桂 信子
埋火の生きてつなぎぬ去年今年 森 澄雄
初富士のかなしきまでに遠きかな 山口 青邨
元旦
ここ数年、俳句シリーズで年賀状を作成しているが、本年は今までにピックアップしたことのない作品集にしようと考えて、仕上がったのがこの年賀状。一つ一つは好感が持てても、全体として眺めると、ああこれが俳句の世界なんだと思えてくるので止めてしまった。そんな経緯のある年賀状です。と言いつつ、来年には用いているかもしれなかったりして。

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2009.01.01
恭賀新歳
間髪を入れずして年改まる 阿波野青畝
オリオンの盾新しき年に入る 橋本多佳子
万物の一塵として年迎ふ 桂 信子
去年今年貫く棒の如きもの 高浜 虚子
地の底の燃ゆるを思へ去年今年 桂 信子
日本がここに集る初詣 山口 誓子
年賀状だけのえにしもいつか切れ 稲畑 汀子
元日を白く寒しと昼寝たり 西東 三鬼
夜となりて吉夢むさぼる寝正月 金子 兜太
新春を迎え皆様のご多幸を祈念いたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
二〇〇九年 元旦

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