「百寿は元気」を読む/西山竜平さんの逝去
戦争サヨナラの副題を持つ西山竜平さんの「百寿は元気」を読んだ。
1904年11月30日生まれで、あと2日で満104歳となる28日、高血圧による虚血性心疾患のため逝去された。この書物は本年8月に出版しているから、103歳の著作である。軽やかな筆致は、驚くべき生命力と言うほかない。
大阪で生まれ、高知で育つ、東大文卒。戦前は1932年から約2年間未決拘留で刑務所をタライ回しされている。 戦後は、「きけわだつみのこえ」に心を寄せ、BC級戦犯として罪状を一身に背負い、刑場の露と消えた「後輩」の心情を推量する。
今では歴史となりつつある戦後の経験だけでなく、現在の「九条の会」にも触れ、「ルールなき資本主義」を批判している。
長寿に関して、本文で独自の養生十訓を公開しているが、これまた驚愕に満ちている。後口上で、医学関係者の長寿レポートを「養生八訓」として紹介していたので、それを書き出しておく。
「栄養状態を高く保つ」「動脈硬化になりにくい」「痴呆が少なく自立している」「糖尿病の人が少ない」「貧血は少なく炎症反応も低い」「気が細かく意志が強い、依存心が少ない」「自分の人生を肯定的に考えている」「家族の援助・介護関係がうまくいってる」。
心からご冥福を祈ります。



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